秋晴れの日曜日に前夜発日帰りで 八ヶ岳へ出掛けました。
大同心の正面壁を楽しみます。
ということで、美濃戸の駐車場を薄明の頃に出発です。
赤岳鉱泉に近づく頃、朝もやの中に大同心が浮かび上がります。
大同心の取り付きへ大同心稜をエッチラエッチラと高度を稼ぎます。

樹林が切れる頃に大同心が目の前に現れます。
一番乗りかと思ったが、ツエルトを被った4人が居ました。
事故かなと思ったら寒すぎて待機中とのこと。
朝は強風で気温も低く、大同心正面側は西向きで朝日も当たらず、
我々もしばらくすると寒さを感じてきました。
フリースなどを着込んだ上に、レインウェアも上下とも着用して、登攀準備。
最初に太陽が当たってきそうな大同心南稜をまず上がることにしました。
初めての大同心なので、ルート選びの順序としても妥当です。
まず、2ピッチ上がって、ドーム頭下のバンドへ。
1P目

2P目

バックは小同心と赤岳 IHさんとHS君でツーショット
バンドには先客が居りました。いや、住民というか住シカが食事中。
お邪魔した模様です。
ここから、雲稜ルートに合流して、カンテからドームの頭へ繋ぎました。
左端の正面壁側ラインがカンテです。

左下にフォローのHS君、右上に赤岳鉱泉が見えます。

同じくHS君、ドーム頭にあと一手
頭から大同心基部に戻って、次は雲稜ルートを1P目から登ります。
バンドにはまだカモシカが居ました。のんびりした様子です。

1P目 第一ハング直下 ここはガンバリどころです。

3P目

4P目(トポでは5P目) 硬い岩で ちょっとだけテクニカルな 楽しいピッチです。

ビレーヤーの目線の角度がイイ感じですよね

最後はトラバースして、ドーム下のバンドへ抜けます。
南稜の2P終了点と同じ場所です。
時間も遅くなっていたので、
朝に登った頭への最終ピッチは省略して下山しました。
雲稜ルート全景です。
チームメンバーと大同心
大同心は寒かったけど、快適なクライミングでした

部分的にA0,A1を使ったので、次回はオールフリーを目指すよ。
赤岳鉱泉で、香港からのカップルと談笑して、暖かいお茶をご馳走になりました

寒風で冷えた体にはとても良かったです。謝謝、thank you so much!
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一緒に行ったIHさんに撮ってもらった写真が大活躍です。ありがとう。
次回はたくさん撮りますね。