6月末の梅雨の晴れ間とは「今日」のこと と言うような快晴の日に
谷川岳に出かけました

東海地方から遠ーい山ですが、関東のスタンダード岩場を初体験です。
初めての一ノ倉沢、しかも日帰りなので、
今回は代表的な快適ルート:烏帽子岩南稜が目標です。
前夜に一ノ倉沢前の駐車場で前泊します。立派なトイレも有って、快適でした

朝焼けの一ノ倉沢です。右側の奥の尾根が烏帽子岩南稜です。
駐車場から明確なアプローチを歩き、雪渓に出てしばらく歩くとテールリッジの末端に到着します。
ここからはまだノーザイルとはいえ、クライマーの世界です。
すべり台のように磨かれた石なので、滑落は許されません。
ここを中央稜末端まで上がりきります。

衝立岩
登攀開始です。
3P目 青空に向かってカンテを越えていきます。
最終5P目 核心部を慎重にのぼります
終了点から烏帽子岩
実はこの山行はここからが段々と核心へ突入していきました。
通常はここから懸垂して取り付きに戻りますが、山の大きさを知るために
一ノ倉岳に上がり、谷川岳を越えて、西黒尾根から厳剛新道を経由して下山しました。
その核心は水不足です。終了点から灼熱の中
一ノ倉岳の頂上に着いた頃には水分が0に!
続いて、谷川岳へと進む間にノゾキという切れた場所から下を見るが、冷汗も出ません。
やっとフラフラで谷川岳に着き、営業小屋の肩ノ小屋が見えてきました。
パートナーも水分補給のために元気が出て急ぎます。
さて、判明したことは二人とも持ち合わせがありません。金無し-> つまり、水無し。
仕方なく、気力で西黒尾根に向かいます。
そこで、雪渓発見。美味しそうだなと思いながら、
登山道が横切る雪渓は?!?!?と思いましたが、
我慢できずにそれを水筒に満たし、
手掴みでモリモリとかき氷のように食べました。
冷たくてなかなか入りませんが、時間を掛けて水分補給しました。
それを多くの登山者が憐れむように見ながら通り過ぎます
そこから、一般道としては険しい西黒尾根から厳剛新道を高速下山して、帰着しました。
少し遠いですが、なかなか面白い山でした。
皆さん、梅雨の晴れ間は暑いので、十分に水を持ちましょう。