雪山が見たくなり、独り西穂高に行ってきました。
14日はあいにくの冷たい雨
。
テント泊の予定を山荘素泊まりに急遽変更(根性なし
)。
ロープーウェイからの展望もガスで真っ白。
登山道には雪もなく、山荘にも雪はなく・・・
テン場には2つテントが張ってありました。
再び自己嫌悪
。
でも山荘の中はストーブが焚かれ、ベタベタのレインウェアもスッキリ乾くのはうれしい。
気温は2℃。雨は上がったものの夕陽も拝めず ホワイトカレー、ウインナー、ビールを頂き 早々に就寝。
夜中に起きて窓を開けてみたけど、曇の隙間から少し星が見えただけ。
4時にも起きて窓を開けようとしたら凍り付いてました。
頑張って開けてみると、白い闇。
早出は諦め、明るくなってから出発することにしました。
予想通り雪が降っていましたが、山荘前は粉を撒いた程度でした。
登山道も雪はついていましたが、クッキリ見えていました。
残雪期にホワイトアウトで 独標からの帰り道に迷った事がありましたが、今回は大丈夫そう・・・
アイゼンなしで登っていきましたが、独標の手前で雪山装備装着。
途中強風の為、耐風姿勢をとることもありました。
でも思いの他あっさりと独標到着。
う~ん、時間も早いし、とりあえずピラミッドピークまで行くことにしました。
その先は行ってみての判断。
問題なくピラミッドピーク到着。
気をよくして西穂高をめざしました。
鎖場も凍て付いていました。
でもここから油断したのか、変な所に来てしまいました。
この先登山道にはどうしても見えないし、視界も悪く目標の西穂高も見えない。
太陽の位置さえ分からない。ただ風は飛騨側から吹いていたけど、信州側から吹き上げることもあるのかな・・・??
どこで間違えたか、来た道を戻り 明確な登山道を見つけ歩きました。
その間「遭難」の二文字が頭をかすめました。
ビバーグの装備はしていましたが、マイナス何度まで耐えうるか・・・
西穂高のポールを見つけた時は一安心しました。
西尾根の偵察もガスっててそれどころじゃないし・・・
サッサと下りてきました。
途中、足を滑らせスネに大きなアザを作ってしまいました
。
山荘に着いてヤレヤレ・・・遭難せずに良かった
。
フェイスマスクから風ではみ出た髪が凍りついていますが、そんなに寒くはありませんでした。
山荘にデポしていた荷物を回収し、まとめていたら山荘の方が教えてくれました。
午前中は強風の為、ロープーウェイが止まってしまい、他の登山客は上高地側におりたそうです。
でも、今は動いているとのこと。良かった
。
ラーメンを頂きのんびりと山荘を出発。
下山の途中振り返ると、あれだけガスっていたのが嘘のように西穂高の姿がみえました
。
最終のロープーウェイには充分間に合うと思っていたら、強風の為に1本くりあがったようで ギリギリセーフ。
ロープーウェイから見えた景色は行きの時とは違い、山はもちろん木々の霧氷がきれいでした。