阿弥陀岳の北西稜に行ってきました
初日は新潟でさえも大雪パニックになった大寒波の日でした。
美濃戸から標高を上げるに従い、寒くなっていきました。
少し湿った手袋は交換しないと指先の感覚が痛くなって分らなくなってきます。
初日に小ピークまで偵察兼ラッセルして踏み跡を作る予定でした。
しかし、寒さで気分も萎えて、ゆっくりとテントの中でくつろいでしまいました。
酒

も飲んで鍋も野菜も肉もうどんもしっかりと食べて、
起きたら案の定次の日の朝でした
テント場で準備中です。ちょっと遅い出発になりました

右端の稜が北西稜の核心部の岩場です。
左の黒い部分が北稜です。
樹林帯の中を登っていきます。
先行パーティに追いつきました。
ラッセルを交代して先頭で登ります。
小ピークから北西稜全貌
まずはリッジをアンザイレンして、壁取り付きへ前進します。
(ラッセルパーティに先頭を譲っていただきました。ありがとうございます

)

リッジ上中間部で確保中の後続パーティです。
まさに風の通り道で極寒の強風が吹きつけます。一番寒いポイントです。
1ピッチ目の登りです。
(トポの1ピッチ中間から3ピッチ目まで50mロープいっぱいで上がってしまいました。)

同じく1ピッチ目
登っている最中は雪と岩から手の指先が冷えて、感覚が乏しくなっていきます。
ビレーしていると戻ってきます。
靴の中の指先もクネクネさせます。痛いよ!
この先は稜線まで写真ありませーん。
見せ場が無くて、すみませーん

稜線と阿弥陀岳頂上での絵



阿弥陀岳の下りです。こちら側は北西稜側より雪が多く付いていました。
また行きたいですねー。
山にも寒さにもひとつひとつが経験ですね。