敬老の日を含む3連休に、後立山(爺ヶ岳~唐松岳)に行ってきました。
お盆後半に鹿島槍までいきましたが、悪天の為に敗退。
そのリベンジ山行です。
あの時は赤木沢が急遽キャンセルになってからの山行だったので小屋泊でしたが、今回はテント泊にしました。
(三連休と言う事もあり、小屋の混雑ぶりも予想できますし・・・)
木曜日に天気予報で好天を確認。
店長に報告し、土曜日に有給を取るようにして、金曜日 帰宅後準備をしました。
久々に一人用テントを引っ張り出してザックに詰めましたが、今回はロープ・ガチャ類が無い分荷物が少なく、50Lのザックに入れ直しました。
担いでみると 驚く程軽く感じました。
これならキレット越えも大丈夫そうです。
自宅を出て 目指すは白馬村、八方。
途中仮眠をし、無料駐車場に到着。
そこに車をデポして扇沢に向かいます。
白馬駅に到着したものの、3分遅れで電車を乗りにがし、小1時間待って大町へ・・・。
大町からはバスの連絡も良く、難なく扇沢に到着しました。
さすが観光地、車が車道まで停められていました。
登山口近くの駐車場もビッシリ車が停められ、多くの登山者が既に登っているんだと予測できます。
いつもはポストに登山届けを出すようになっていますが、今回はテントがあり、そこで登山届けを受け付けていました。
登り初めはお天気も良かったのですが、どんどんガスってきてしまいました。
爺ヶ岳も稜線から向こう側はガスで真っ白です。
前回より1時間以上も時間がかかりましたが、無事冷池山荘到着。
受付も混んでいて、順番待ちでした。
もらったのはガムテープ。
テントプレートがなくなり、その代用でガムテープに番号を書いて証明となるようです。
それほど混んでいるんだ・・・とテンバに行くと、前回と比べ物にならないくらいのテントの数でした。
何とか斜めではありましたが張れる場所を見つけ、周りの方々の了承も得て張る事が出来ました。
薄っすらですが、ブロッケン現象を見る事が出来ました。
隣のテントのオーナーとおしゃべりをしながら、この日は担ぎ上げたおでんとビールを頂き就寝。
朝は暗い中起き、5時20分出発。
曇っていますが、剣岳も見えてこれからの縦走が楽しくなりそうな予感がしました。
左から布引岳、鹿島槍南峰、鹿島槍北峰。
布引岳到着。
多くの登山者が鹿島槍を目指しています。
南峰から見た剣岳です。
南峰から見た北峰。
北峰から見た南峰。右に剣岳。
剣岳。
これから向かう五竜岳。
鎖場、梯子。
岩登りの基本さえ出来ていたら問題なく通過できます。
鎖場や梯子を越えてキレット小屋に到着。
振り返ると、小屋と北峰の間が八峰キレットです。
気持ちの良い稜線を周りの景色を楽しみながら歩きます。
五竜岳も近くなってきました。
近くなってくるに従い、岩場も増えてきました。
無事五竜岳登頂。
振り返ると双耳峰の鹿島槍が・・・
五竜山荘はまだまだ遠そうです。
明日目指す唐松岳。更に向こうは白馬岳が・・・。
ずーっと見守ってくれた剣岳もここでお別れです。
テンバからは残念ながら剣の姿を見る事は出来ません。
無事山荘到着。
テンバから五竜岳を見上げます。
まだ到着が早かったのでテントは余裕で張る事はできましたが、やはり斜めな所でした。
(逆に遅く来られた方の方が登山道添いのフラットな場所に張っていました。)
お昼は山荘でうどんと缶ビールを頂きました。
夕食はカレーの予定でしたが持ち上げたチューハイとおつまみで済ませ就寝。
前日の夜も寒かったけど、この日も寒く 使い捨てカイロを使用。
ニット帽、フリース、ダウンジャケットも本当に助かりました。
夜中の1時半過ぎ、雨音が・・・。
シュラフの中であれこれ考え、この日は行動時間も短いので遅めに出発することにしました。
雨はずーっと続いて止みそうも無く、小雨降る中テント撤収。
7時半頃出発。
五竜岳もガスって見えません。
一瞬晴れましたがここまでです。
雨は降ったり止んだりの繰り返しでした。
これから向かう牛首。
雨で濡れていたせいもあって、思っていたより厳しかったです。
途中すれ違ったご年配(70~80代)ご夫婦が、ここを降りてきたのかと思うと敬意を払いたくなるくらいでした。
無事唐松岳頂上山荘到着。
ザックをデポして唐松岳の頂上を目指します。
途中雷鳥のつがいに遭遇。
間もなく登頂。
でもガスって何も見えません。
サッサと下りてきて山荘で何か頂こうかと思いましたが、時間が早くて残念ですが諦め、ゴンドラ目指して下山する事にしました。
丸山で少し白馬岳方面がみられました。
丸山ケルンを過ぎ、30分くらいで八方池が見えてきました。
更に歩いて15分、池に到着です。
お天気が良ければ白馬三山や不帰ノ嶮の景観が望めるのですが・・・
ここまで下りてくると急に観光客が増えてきました。
上高地で言うと明神橋辺りに似ていますね。
登山道も木道等で整備されているのですが、雨で濡れて滑る滑る・・・。
間もなく八方池山荘到着。
ここには売店もあり、リフトの乗降場所です。
リフトを二機乗り、ゴンドラアダムに乗ればおしまい。
そこは意外と人がいなくて、目指すはうなぎ屋さん、
川魚料理こいや。
うな重を頼みました。
小屋泊を思えばこのくらいの贅沢はいいかな?
歩いて駐車場到着。
それから
八方温泉みみずくの湯へ行きました。
通常500円のチケットがリフト乗降場で購入すると300円です。
みずずくの湯の露天風呂からはスキー場がみえました。
本来は山々も見えるそうです。
隣のお豆腐店で豆腐ソフトクリームを頂きました。
それから以前から行きたかった
安曇野ちひろ美術館に行きました。
閉館時間までそこにいました。
それから以前住んでいた穂高町でお蕎麦を頂こうとあるお店に行きましたがお休みでした。
月曜日定休。祝祭日なのにお休みはちゃんと取るようです。
仕方がないので、お気に入りのひとつの
そば処常念にいきました。
このお店は一般の民家を利用した感じで、趣感が気に入っています。
近くに道祖神もあります。
盛り蕎麦を2枚頂き、お土産におやきも購入。
帰りは高速の渋滞が35キロと表示されたので、手前のパーキングエリアで休息しました。
今回は初日、最終日と展望には恵まれませんでしたが、行って良かったと思える山行でした。
次回は不帰ノ嶮を越えて更に北を目指したいですね。