HIです。
7月16日から18日の3連休。
本当ならチンネ左稜線にでも・・・と思っていたのですが、、皆さん中々3連休が取れずお流れに・・・。
実は、以前から この時期の五色ヶ原に行きたくて、即 行き先は決まりました。
室堂から五色ヶ原、薬師岳、折立下山の縦走も考えましたが、どうも車回収が大変です。
折立からのバスが予約らしく、また日程的に厳しいのでやめることにしました・・・。
かと言ってピストンでは1日勿体無いし・・・。
で、黒部ダムに下りて、一の越しに登るトライアングルルートにしました。
15日。
21時過ぎに自宅を出るも、睡魔の為に2度程仮眠。
立山駅の駐車場についたのが4時頃でした。
16日。
5時にはチケット売り場に並び、6時始発のチケットをゲット。
バスではしっかり睡眠を取り、室堂到着。
今年4度目の室堂

。
お天気は快晴です。

先ずは浄土山を目指します。
まだ残雪はあるもののアイゼンなしで大丈夫です。
振り返って見る室堂平。

浄土山と展望台の分岐にザックをデポして展望台へと歩きます。
槍ヶ岳から薬師岳まで一望できます。
目的の五色ヶ原とその向こうには薬師岳。

この時期はお花畑が凄いと聞いていたので、それの為にきました。
ハクサンイチゲ

イワカガミ

写真を撮りながら浄土山へ。
剣岳も頭を見せてくれました。

富山大学立山研究所の建物を過ぎ、朝食を取りながら景色を堪能。
龍王岳が目の前に聳えます。

五色ヶ原山荘を確認。

シナノキンバイとハクサンイチゲのお花畑が青空に映えます。

コバイケイソウ

最終日に登る東一の越しからのトラバース。

獅子岳に向かう途中の雪渓横断。
アイゼンなしで大丈夫でした。

眼下には黒部ダム湖も見えてきました。
ようやく獅子岳登頂。

ここからザラ峠までが少しいやらしかったです。
梯子や鎖場がありました。
ザラ峠は昔佐々成政が冬にここを経て針ノ木峠を越えたそうです。
上から見下ろした感じ。
ここはガスの通り道のようです。

急な下りの後はなだらかに登ります。
分岐を右に行き、五色ヶ原山荘が見えてきました。

テントの受付を済ませ、テンバに向かいます。
室堂を出て5時間ちょっとで到着。
トイレも水場もあり、まだ4張程度だったので、良好なサイトを見つけテントをはりました。

目の前には残雪があり、持ってきたビールを雪に埋めました。
期待していたお花畑には早すぎたようです。
やはり今年は雪が多かったせいでしょうか?
チョッピリ残念。
一寝入りして起きてみると、どんどんと人が来て、予想以上に賑やかになりました。
地面が濡れていようと仕方なくそこにテントを張る人もいました。
30張くらいにテントが増えました。
夕食はおでんとビールを頂きました。
昼間はあんなに暑かったけど、陽が落ちてからはさすがに冷え込んできました。
夜中に空を見上げると満天の星。
月明かりでぼんやり明るかったけど、明日のお天気に期待をし、また眠りにつきました。
17日。
私が起きた5時頃には既に発った人もいました。
薬師岳に向かう方々は早く発ち、室堂に戻る人はゆっくりしているようです。
日の出。

6時前にはテンバを出発。
今日は黒部湖に下りて、ダムの近くのロッジくろよんに行きます。
針ノ木岳方面。

振り返って山荘。

チングルマ

イワイチョウ

ツマトリソウ

ツガザクラ

クルマユリ(?)

ザラ峠を正面に、右が獅子岳。左が五色ヶ原。

どんどん樹林帯を下っていきます。
アカヤシオっぽい(?)

ギンリュウソウ

下っていくと水の音がしてきました。
川です。
ヌクイ谷です。
川沿いに進むと黒部湖の湖面が見えてきました。
ブナの木が目立ってきた頃、木々の隙間から船が見えます。
ここが渡船場でしょうか。
少し歩くと水場があり、ベンチ代わりの大木に腰掛け休憩です。
持ってきたみかんを頂きました。

しばらくすると平の小屋に到着。

小屋のすぐしたから船が出るようです。

後は湖畔に沿ってロッジくろよんまで水平道を行けば大丈夫・・・。
でも、それが甘かったです。
所々ガレていて、高まきが多かったです。
重いザックで梯子を登ったり下りたり・・・。

いくつか沢も渡りました。

人口音が聞こえてきたので何かと思えば遊覧船でした。
何隻横を通ったことか・・・。

また、結構入込んでいて、最初にロッジの青屋根を見つけてから、ぐるりと回って遠いこと遠いこと・・・。
1時間かかってやっと到着しました。

テンバはロッジの近くでした。
テンバは四角い台地のような所でオオバコが茂っていました。
ベンチの横にテントを張り、まだ時間も早かったのでダム見学に行きました。
コンクリートの歩道を1、4キロ程歩けばダムです。
途中つり橋を渡り、遊覧船乗り場を過ぎ、地下道を歩きます。
天然クーラーは気持ちが良かったです。

当然上から放水を覗いてみます。

観光気分でソフトクリームを頂きました。
この際展望台まで上がってみます。
お昼は焼きそばと生ビール。

残念な事にガスが出てきました。
又、ここから雄山は見えないことに気づきました。
明日登る東一ノ越を確認し、次は下の展望台までおりました。
一通り観光を楽しんでテンバに戻りました。
が、他にテントがありません。
この日は貸切状態でした。
夕食はカレーとビール。
いつも同じメニューだけど、好きなものを選んでしまうので仕方ありません。
早々に就寝。
夜中に空を見上げると、同じ様にぼんやりと明るい満天の星。
前日は寒くて仕方なかったのに、今日は暑くてシュラフは羽織る程度にしました。
当然シュラフカバーも要りません。
18日。
今日は一ノ越経由室堂から下山。
昨日と違ってひたすら登るのみ。
5時半前には出発。
ロッジくろよんの前から登山道があります。
緩やかに登っていきます。
急な箇所もありましたが、全体的に登り易い傾斜でした。
ただ、葉っぱや枝の成長が道を塞ぐ感じでしたね。
しばらくして黒部平に行く分岐に到着。
200メートルと言うことで行ってみることにしました。
ちょっとした公園のようで、展望も良かったです。

水のみ場もあり、後立山も良く見えました。
広々としたこの場所になんと私一人です。
なんせ6時半ですから・・・。

東一ノ越方面。

エンレイソウ

カラマツソウ(?)

オオヒョウタンボク

サンカヨウ

キヌガサソウ

ショウジョウバカマ

お花を撮りながら、ロープーウェイの真下から道は左の方向に。
雪渓もいくつか通ります。

桜っぽいね。

ようやくロープーウェイが動きだしました。

最後の雪渓はトラバースではなく、登りになります。

途中から登山道に移り、更に高度を上げていきます。
やっと東一ノ越到着。
展望の良いところです。

可愛いピンクのお花が咲いていましたが名前が?です。

休憩を取り、緩やかに高度を上げていくと一ノ越山荘が見えてきました。
この間、すれ違う登山者10名ほどいました。

無事、山荘到着。
まだ余力があったので、ザックはデポして雄山に登る事にしました。
たくさんの登山者です。

お腹も空いてきたので室堂山荘で牛丼を頂きました。
途中、残雪でスキーの練習風景。

まもなくして室堂到着。13時半発のバスに乗れました。
帰りの運転もスムーズに行き、20時前には帰宅できました。
今回はテントを背負って、カメラ片手にのんびり撮影登山。
高度障害も出ずに良かったです。
黒部ダムは北方稜線の時に通過しましたが、のんびり観光は20年ぶりくらいでした。
1番きつかったのは2日目でした。
暑さとの闘いでしたね。
まだまだ行きたい山はたくさんあります。
機会があれば後立山も制覇したいですね。