一泊で錫杖に岩登りに出かけてきました。
夜の駐車場付近の気温は0℃。
冬が着々と近づいているんですね。
まずは冬の前に岩登りっていうことで、
テントを錫杖沢出合に張って、1ルンゼに向かいます。
歩いてると、左方カンテからコールがよく聞こえてきます。
気分を盛り上げてくれますね。
さーて、中間過ぎぐらいまで残置ピンがすべて整備されてきれいになったという1ルンゼ、楽しみです。
健太郎のガイド本で2ピッチ分を一気に上ります。残置ハーケンもリングも何も無しです。
カムとナッツで確保して高度をあげていくと、眼下(股下)に紅葉の絨毯が拡がりだしました。
あー、来てよかったなっていう景色です。
ガイド本のA1のハングのところは、その左側のフェースにルートが開拓されてますよ。
最終ピッチまでビレイ支点はすべて新しく打たれているので、安心ですね。
さーあ、帰りは懸垂&懸垂。
ラス前の懸垂がトラブルでした。ロープが抜けません。
登り返して直して、抵抗を減らしてと数度登り返しました。
最後はもう一度ロープを全部あげて、違う方向に投げて懸垂ルートを変えて解決。
この1ピッチに2時間ほど掛かりました。いい勉強になりました。
すっかり暗闇の懸垂を最終ピッチもこなして、地上へ生還です。
2日目は3ルンゼへ。
先行パーティーを追いかけて、登攀開始。
いつも湿っているいう噂の3ルンゼだけど、晩秋だからかぬれている部分は少なめ?
小ハング、フェース、クラックを多彩な顔ぶれが続いて面白いです。
でも、最終2ピッチを前にして、撤収。
安全に登るには先行パーティのようにアブミを出すほうが(まーあ、持っていったほうが)良さそうなのと
時間が既に1時前で余裕を持って駐車場に戻るにはいい時間でした。
はい、本日も懸垂&懸垂。
落石に注意ですね、ルンゼ内は浮石だらけです。
ロープを引いただけで、バンバン降ってきます。
身体とロープを守るのに必死!!!でした。
次はアブミを持って、早起きして出かけます(誓い)
念のため報告、駐車場へは余裕を持って到着し、
明るいうちに荒神の湯で冷や汗を流し、
国八食堂で、高山名物の豆腐ステーキとホルモンを3人前ずつとご飯お変わりを平らげて、
SAでアイスクリームのダブルと甘いコーヒーでデザートを大量摂取して、帰宅致しました。