こんにちわ!
最近まで、「きゃりーぱみゅぱみゅ」を流行りの曲名だと思っていたseitarouです。
先週の話になりますがTAちゃんとお金明神を目指しました。
佐目子谷から蜂ノ巣谷を登り水舟ノ池を経由して大峠越え、
北谷尻谷を下ってお金峠を越え、お金明神に参る。
嘗て鈴鹿鉱山の歴史と運命を共に、永源寺ダムに沈んだお金の村の登拝道をたどる。
大峠を堺に西と東を別々に歩いた事はあるものの
登拝道としてお金明神を目指すのは初めてで、なんともワクワクします。
まずは冷たい小雨の中、出合いに姫ヶ滝を落とす蜂ノ巣谷まで佐目子谷を遡上します。

水が冷たい!
途中、坑口を観察。

中をフラッシュ撮影。

結構深そう。。。
奥まで入ってみたいが二人ともビビって入れない・・・。
程なく姫ヶ滝。

可愛らしい名前に似つかわしく無い豪瀑ですが
女性器に似ている事から名付けられたそうです。

上部には3段目があるようで50m近くあるのかもわかりません。
少し下流に戻って姫ヶ滝を大きく巻き、嘗て小峠と名付けられた峠を超えます。
そこから明確な杣道があったはず・・・・が無く(去年来た時はあったのに)
あれあれと思っている間に険しくなってきたので懸垂下降で谷へ

蜂ノ巣谷は水量の少ない歩きやすい谷で右俣、左俣分岐の中尾根に今は使われていない造林小屋があります。

中はめちゃくちゃ。

使われていたのは何時ごろでしょうか。
最後に鍵を閉めた人はどんな想いでここを後にしたのか。
廃屋を見るといろんな事を想い巡らせてしまいます。
で、右俣添いに快適な杣道があったはず・・・が、荒れて無くなってる。
足場も悪く藪も多い。
途中から右俣左岸尾根に出て水舟ノ池へ詰めます。
標高が上がると雨→ヒョウ→雪へ
やっとの思いで水舟ノ池に到着。
まるでモノクロームの世界に迷い込んだ様。

場所は稜線がすぐそこ。
周りを歩いてみてもこの池に落ちている谷は無く、なんとも幻想的です。

姫ヶ滝といい、お金明神の登拝道になんとも神秘的な自然。
それにしても、ここまで予想外に時間が掛かりすぎました。
大峠は、もう真っ白。
ここから北谷尻谷を降ります。

以前来た時は、あっさりと歩いて降りた記憶がありましたが
雪のせいもあるのか、上流部分で苦戦。
コリカキ場(昔、身を清めた場所)到着ですでに15:30を廻ってしまいました。

これは夜間下山必至という事で、目的のお金明神へは参らず
暗闇の中、ヘッデンを点けて朝明へ下山しました。
思わぬ苦戦に目的かなわず、悔しい~。
しかし、姫ヶ滝や白化粧した水舟ノ池など美しい自然も堪能でき
険しい山道を一日歩けて良い山行となりました。