こんにちわ。
宮崎あおいに恋心を抱いているseitarouです。
HAくん、TJさんと3人で阿弥陀の広河原沢に行ってきました。
今シーズンのアイスクライミング初めです。
私事ですがモノポイントアイゼンデビューで、こちらも楽しみ。
8日朝、舟山十字路に車を停め、贅沢な夜を過ごす為の食材とお酒を担いでテント場へ出発。
テント設置後、早速スクリューの一本でも打ってやろうと様子見に右俣へ遊びに出かけます。

それにしても雪が多い様な・・・

去年、年末に来た時は凍った沢の上を歩いて登った記憶がありますが。。。
折角の滝もこんな状態。

アイスクライミングというよりは、雪壁登りです。

氷の育ちが悪い上に雪沢山という、まるでアイスクライミングシーズンが終を告げた様なコンディション。

時間の許す限り3ルンゼのトレースを追って登りましたが
まともにクライミングする事無く、登るにつれて深くなる雪をラッセルしただけで初日が終わってしまいました。
3ルンゼにトレースを付けてた先行のパーティーは、上部で胸丈以上のラッセルに力尽き、大滝にも届かず、ビバーグして翌日引き返したそうです。
左俣へ行ったパーティーにも会いましたが、こちらも大滝以外は雪で埋まっていると聞きました。
これは参ったな~。今から赤岳鉱泉行くモチベーションも無いし・・・。
と思っていたら隣のテントのパーティーにクリスマスルンゼは良かったよという情報入手。
翌日はクリスマスルンゼへ。
クリスマスルンゼ前の滝。

氷の質は良いですが、やっぱり育ちがイマイチです。
ほとんど歩いて越えてしまえます。
そこから少し登るとクリスマスルンゼ

思いの他良さそうですが1段目がほとんど雪で埋まっています。
ちなみに去年1/21のクリスマスルンゼ

雪の量も氷の大きさも全然ちがいますね。
早速クラムオン。
1段目。右の雪上から歩いて上がれますが折角なのでバーチカルな所を狙って。
HA君がリードしセカンドTJさんのクライミング。
2段目、すでに先行のパーティが登っています。

下から見ると真っ直ぐなバーチカルかと思いましたが、近くで見るとコーナー状になっています。
ラインは3つ位選べそうですが、同時に登れるのは1名様限り。という感じ。
先行パーティーに続いて、HA君のリード。

久しぶりのアイスクライミングにプレッシャーが伝わってきます。
危なげなく、感触を確かめながら登っていき、セカンドでTJさん。最後に私が登ります。
いよいよ、モノポイントアイゼンの実力発揮!
・・・これ、、、ズルい!!
去年までの苦労はなんだったんだ!?と思えるくらいの性能差。
アイスは道具だよ。という人の気持ちが随分と肌身に感じました。
その後、後ろから続々とパーティーが登ってきましたので
とてもロープフィクスして・・・なんて状況では無くそのまま下山。
それにしても、分かってはいましたが・・・・冬山は寒いですね ← (言うまでもないですが)
こんな事を楽しみにしていたとは信じられない!と思う位、心を折る寒さ。肌を刺す風。
アックスを握っているかどうかも分からない位、手が麻痺する感覚。
で、なぜかその厳しさにモチベーションが上がってしまう私(自称はドSです)
そうそう、冬山ってこんな感じやった。
少々ボリュームに欠ける内容でしたが、無事アイスクライミング初めを終える事が出来。
秋山気分から厳しい冬山にスイッチを切り替える事ができた良い山行でした。
・・・しかし、広河原沢のアイスシーズンはもう早、終わってしまったのだろうか。。。