こんにちは。
NRです。TJさんと赤岳を歩いてきました。
この主稜は、初めて赤岳を歩いた時、登攀されている方々を見てずっと登攀するのを夢みていました。
こんなに早く実現し嬉しく思いました。
週末の天気は土曜日は荒れていましたが、日曜日は穏やかで山行日和でした。
気温は、美濃戸ー9℃、行者小屋ー18℃。
本日登る赤岳が迎え入れてくれます。
前日にTJさんと話し合い、朝一番は取り付きで渋滞しそうなので少し遅らせてスタートとなりました。

行者小屋より阿弥陀岳。
山頂見ても雪煙が舞っていなく一安心。

主稜の全容。
パッと見て20人位が登攀している(^_^;)
やはり人気だな~と話しながら文三郎の尾根を登ります。

主稜下部岸壁。
渋滞してるわ~と更に落ち込みます(*_*)

文三郎からのトラバース。
出合から取り付きを見たら人が誰も居ない(・。・)
作戦成功と喜んだ。
先週の雨で雪崩も心配。慎重に進んだ。

1P。
チョークストーンから始める。
前日のJ店長からのアドバイス通りウール手袋で慎重に登攀する。
一発目からアドレナリンは最高潮です。

1P終了点より、阿弥陀・中岳を望む。
この角度の阿弥陀岳は素晴らしい。

2P目。
岩のホールドもしっかりしており慎重に進む。
ミックスも有り、アックスも使います。

3P目。
ここは初のリードに挑戦。
皆様にとっては簡単なルートもわたくしにとっては難ルートです。
落ちてはいけないと唱えながら進む。

5P目。
ここもリードさせてもらった。
ここで下部岸壁終了。
6P目は、先行パーティーが登攀中の為40分程待つ事になった。
しかしお腹が空いていたので丁度良い小休止が出来た。

6P目下部越えた所から下を望む。
ここが一番の核心でした。下がストンと切り落ちて緊張感があります。

6P上部。

6P終了点。
TJさんお疲れ様ですと思いながら登攀。

7P目。
ここもわたくしがリード。
その前にガイドさんが通過。
恐ろしく早い(^_^;)
電車で例えるなら普通電車がうちらで、ガイドさんパーティーは正に新幹線だ(゜o゜)

横岳方面。
いつの間にこんな登っていたのかと驚いた。

赤岳頂上へ向かう。
富士山は雲の上に顔を出している。

下山開始。
誰も居ない文三郎尾根。静かで気持ち良い。風も穏やか。
阿弥陀岳や赤岳を見ながらのんびり下ります。

行者小屋より赤岳を望む。
本日登ったルートを眺め、小屋を後にする。

赤岳山荘横にて鹿がのんびりしている。親子の鹿で微笑ましい。

夕陽を眺めながら駐車場に無事戻りました。
今回の山行はピッチが長く、体力も気力も使い果たした感じでした。
岩登りの技術など色々課題が見え、とても良い山行でしたm(__)m